自毛植毛コラム:韓国の自毛植毛事情

薄毛治療の医学的真実

2025
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「プロペシアを飲みなさい、ミノキシジルを塗りなさい、それでもだめだったら自毛植毛をしなさい」

確かにこれが薄毛治療の基本線ですが、多くの方がさらに詳しい情報を求めています。飲み薬と塗り薬の組み合わせ以外の選択肢や、塗り薬なしで飲み薬だけではどの程度効果があるのかなど、医学的に検証された事実をご紹介します。

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目次

脱毛症とは何か?

脱毛の原因は様々ですが、全脱毛人口の90%以上は「アンドロゲン脱毛症」です。これは男性ホルモンの一種であるテストステロンが5αリダクターゼによってジヒドロテストステロン(DHT)に変換され、毛包を攻撃することで発生する疾患です。一定のパターンで進行するのが特徴です。

一般的な認識と異なり、女性にも発症することがあり、その頻度も予想外に高いものです。ただし、脱毛のパターンには性差があります:

  • 男性の場合:ヘアラインと頭頂部の両方が影響を受ける
  • 女性の場合:ヘアラインは保たれ、頭頂部のみが薄くなる

アンドロゲンは誰にでも存在するのに、なぜ特定の人だけが脱毛するのか、また同じ人でもなぜ特定の部位だけが影響を受けるのかは、まだ完全には解明されていません。

約50%の脱毛患者には家族歴がありますが、残りの50%は家族歴なしでも発症します。また「母系遺伝」という通説とは異なり、父方・母方どちらからも遺伝する可能性があります。環境因子の影響も指摘されていますが、具体的にどのような要因が脱毛を引き起こすかは複合的で、まだ明確になっていません。

薄毛治療はいつ始めるべきか?

多くの人が脱毛を誤解しています。アンドロゲン脱毛症は「髪が抜ける」というより「髪が細くなる」現象です。したがって治療は、髪を新しく生やすのではなく、細くなった髪を再び太くして豊かに見せることを目的としています。

新しい毛髪を創出する方法は、現在の医学では実現していません。そのため、できるだけ髪の毛が多い時期、産毛のような状態でも毛根がまだ残っているうちに治療を始めるのが最も効果的です。

「後で植毛すればいい」と考える方も多いですが、自毛植毛も無限に行えるわけではありません。後頭部の健康な毛髪を薄くなった部分に移植するだけであり、ドナーとなる毛髪の量には限りがあります。また、植毛後も進行する脱毛を防ぐために継続的な薬物治療が必要です。

脱毛の自己判断方法としては、ヘアスタイルがうまく決まらなくなった、パーマの持ちが悪くなったなどの変化が参考になりますが、最も確実なのは、後頭部と頭頂部の髪の太さを指で触って比較する方法です。

アンドロゲン脱毛症の治療法

現在、医学的に認められている治療法は7つあり、大きく分けると以下の4カテゴリーになります:

  • 経口薬(飲み薬)
  • 外用薬(塗り薬)
  • 施術
  • レーザー治療

① 経口薬(飲み薬)

経口薬は最も一般的な治療法で、主に2種類があります:

  1. フィナステリド系(プロペシアなど)
  2. デュタステリド系(アボダートなど)

どちらもテストステロンがDHTに変換されるのを抑制することで脱毛の進行を防ぎます。1日1回の服用で、効果は3〜4ヶ月の継続服用後に現れ始めます。服用を中止すると再び脱毛が進行するため、効果を維持するには継続的な服用が必要です。

✅副作用について

多くの方が性欲減退や勃起不全などの副作用を心配されますが、実際の発生率は1〜2%と非常に低く、薬の服用を中止すれば症状は回復します。

興味深いことに、プラセボ(偽薬)を用いた二重盲検試験では、実薬とプラセボの間で副作用の発現率に大きな差はなく、一部の研究ではプラセボ群でより多くの性機能関連の訴えがありました。この現象は「ノシボ効果」と呼ばれ、副作用への過度な心配が実際の症状を引き起こす可能性を示しています。

脱毛治療薬は耐性がなく、他の薬剤との相互作用も少ないため、血圧薬や糖尿病薬などと併用しても問題ありません。軽度の肝機能障害があっても服用可能な、比較的安全性の高い薬剤です。

ただし、妊娠中の女性が高用量を服用すると、男児の性器形成に影響を与える可能性があるため、妊娠可能な女性は注意が必要です。

✅フィナステリドとデュタステリドの選択

どちらを選ぶべきかという質問をよく受けますが、答えは「個人の状況による」です。

  • デュタステリド:効果はフィナステリドより高いが、副作用のリスクもやや高く、体内での半減期が長い
  • フィナステリド:効果はやや穏やかだが、副作用のリスクも低め

献血禁止期間を比較すると、フィナステリドは1ヶ月、デュタステリドは6ヶ月と差があります。より強い効果を望むならデュタステリド、副作用を最小限にしたいならフィナステリドが推奨されます。

デュタステリドは日本や韓国など一部の国でのみ脱毛治療薬として承認されていますが、これは安全性の問題ではなく、各国での臨床試験の実施状況によるものです。米国など多くの国では前立腺肥大症治療薬としては承認されており、脱毛治療には適応外使用として処方されています。

✅効果の部位差

M字型脱毛(前頭部)は頭頂部脱毛より治療効果が高い傾向にありますが、どの薬剤も両方の部位に効果があります。

✅サプリメントについて

オメガ3、ビオチン、ビール酵母などのサプリメントは、アンドロゲン脱毛症に対する効果は証明されていません。ビオチン不足は脱毛の原因となりますが、通常の食生活では不足することはほとんどなく、追加摂取の必要性は低いです。

いわゆる「ビール酵母」サプリメントの主成分は実際にはケラチンというタンパク質で、休止期脱毛(一時的な抜け毛増加)からの回復を助ける可能性がありますが、アンドロゲン脱毛症への効果は限定的です。

② 外用薬(塗り薬)

外用薬には主に3種類あります:

  1. ミノキシジル
  2. アルファトラジオール
  3. 外用フィナステリド(最近承認)

ミノキシジルの作用機序は完全には解明されていませんが、男性は1日2回、女性は1日1回の使用で毛髪を太くする効果が確認されています。毛髪の成長を直接促進するため、経口薬とは作用機序が異なり、併用するとより高い効果が期待できます。

ベタつきなどの使用感から「飲み薬だけでもいいか」と考える方も多いですが、治療効果を最大化するためには両方の併用がお勧めです。

まとめ

薄毛治療は早期開始が効果的です。標準的な治療法は経口薬と外用薬の併用ですが、個人の状況に応じた適切な薬剤選択が重要です。

副作用の懸念は実際の発生率より過大評価されがちであり、医学的に見れば比較的安全な治療法といえます。最終的には専門医と相談の上、自分に合った治療計画を立てることをお勧めします。

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