「傷跡は残るの？痛みは？」専門医が答える自毛植毛Q&A

‍

頭頂部の自毛植毛：効果と個人差について

「頭頂部の移植で、確実に改善が見込めるのか」という質問は、自毛植毛を検討している方々から最も多く寄せられる疑問の一つです。チェ院長は、この質問に対して慎重な見解を示します。

「効果は個人によって異なります。頭頂部の脱毛の程度や、後頭部の毛髪の状態によって、施術の効果に違いが出ることがあります」と説明します。

ドドリム整形外科では、より確実な施術効果を得るために、以下のような取り組みを行っています。

‍

1. 拡大鏡を使用した精密な施術
2. 既存の毛髪への損傷を最小限に抑える技術
3. 個々の状態に合わせたカスタマイズされた施術計画

‍

チェ院長は、「正確な診断と適切な施術計画のために、まずは実際に来院していただき、詳しい診察を受けることをお勧めします」と強調します。

‍

傷跡に関する不安への回答

自毛植毛後の傷跡は、多くの方が気にする点です。施術方法は大きく分けて2種類あり、それぞれ特徴が異なります。

1. 切開法

• 一時的な傷跡が残る可能性がある
• 時間の経過とともに目立たなくなる
  
  

2. 非切開法

• 白い痕が残る可能性がある
• 髪の長さが1cm程度になれば通常は目立たない
• 約4週間で傷跡の心配はほとんど不要

‍

ヘアライン矯正の施術方法

ヘアライン矯正は、特に女性からの関心が高い施術です。チェ院長は、採取方法による違いを以下のように説明します。

‍

切開法

• 後頭部の頭皮を剥離
• 毛包を一つずつ丁寧に分離
• より広範囲の採取が可能

‍

非切開法

• 頭皮を剥離せずに施術
• 毛包単位での個別採取
• より低侵襲な方法
  ‍

両方法とも、移植時は毛包単位での丁寧な移植を行い、自然な仕上がりを目指します。

‍

痛みについて：患者様の不安を解消

施術時の痛みについて、チェ院長は以下のように説明します。
‍

施術中

• 睡眠麻酔と部分麻酔を併用
• 痛みをほとんど感じない

施術後

1. 切開法の場合

• 後頭部に引っ張られるような痛み
• 比較的軽度な痛み
  
  

2. 非切開法の場合

• ひりひりとした痛み
• 切開法より若干強い痛みを感じる場合も

‍

ただし、チェ院長は「痛みの程度には個人差があり、一概に言えない面もありますが、日常生活に支障をきたすような強い痛みはほとんどありません」と説明します。

‍

まとめ

自毛植毛は、効果や痛み、傷跡など、様々な不安を感じる方が多い施術です。しかし、チェ院長の説明からわかるように、適切な施術計画と熟練した技術があれば、それらの不安は最小限に抑えることができます。

‍

特に重要なポイントは

• 個々の状態に応じた適切な診断と施術計画の必要性
• 切開法・非切開法それぞれの特徴を理解した上での選択
• 施術時の痛みは麻酔によってコントロール可能
• 術後の傷跡は時間とともに目立たなくなる

‍

正確な診断と適切な施術計画が、満足のいく結果につながる重要な第一歩となります。